ハンドメイド・音響迷路型・DTラビリンススピーカー

DTラビリンススピーカー キュリアHPへ

目指したのは無限大バッフルの音

自由な動きで忠実再生

スピーカー方式は密閉型やバスレフ型が一般的ですが、ボックス(エンクロージャー)にマウントすることで背面の音を閉じ込める代わりに、スピーカーコーンの動きを制限してしまいます。
その逆で平面バッフルや後面開放型と言われる方式はバネの作用が働かないためコーンが自由に動けるのですが、低音再生能力が劣ってしまいます。
そこで採用したのが、音響迷路(ラビリンス)型と言われる方式で、上記双方のメリットを活かして再生できます。

音響迷路型の弱点を克服

優れた方式の音響迷路型スピーカーですが、背面から出た音が前面の音を増幅・減衰させるデメリットがあります。その弱点を克服するために考えたのが、「DTラビリンス」方式です。
一般的な音響迷路型は背面の音が通る迷路形音道は1本ですが、距離の異なるサブ音道を追加してノイズキャンセラとして機能させることで、実際に耳に聞こえる音の周波数特性を改善しました。
唯一のデメリットは箱が大きめになることだけです。


天然木インテリア家具調ウッドコーンスピーカー

音響迷路+2道=「DTラビリンス」


チャレンジスピリッツ

作成事例が少ない音響迷路型ですが、数少ない製作者からは評価の高いスピーカー方式で、実際に自分の耳で聴いても今までの箱とは違う鳴り方をします。

この方式を「多くの人に聴いてもらいたい」。そのためには商品化しなければ・・・と考えたまでは良いのですが、試作スピーカーの周波数特性を測定してビックリ!中低音域に大きなピーク・デップが発生していたのです。
同じように、バックロードホーン型もスピーカー後方の低音を増幅させて放出する方式なので特性の波が発生していますが、自作派の一部に根強い人気の方式です。
ネット販売だと、音は良くても周波数特性や数値が判断基準とされてしまいますので、この特性を改善出来ないかチャレンジを繰り返し、たどり着いたのが2道迷路型の「DTラビリンス(Dual-Tube Labyrinth)」と命名したオリジナル方式です。

設計・構造が複雑で手間が掛かる

エンクロージャー内に迷路を2本も作らないといけないので、箱の内部は複雑な構造になってしまい、一般的な箱に比べて材料が多くなります。
設計はもちろんですが、組み立てにも精度が必要です。
「DTラビリンス」はコストと時間を掛けた以上のすばらしい音色を聴かせてくれます。



DTラビリンス方式採用 キュリアスピーカー ラインナップ


セミトールボーイ CS-437N (エンクロージャーモデル)

ウッドコーンユニットを含む、パークオーディオの13cmシリーズの中からお好きなユニットを装着できるエンクロージャーモデルです。
高さ60cmのセミトールボーイ型として設計していますので、床置きでも台の上にも設置できます。

キュリア CS-437N 詳細ページ


キュリアスピーカー HP